このようなことでお悩みではないですか?
足底腱膜炎とは?
歩いていたり、走っていると足底(足裏)が痛む。こんな経験はありませんか?
また、最近朝起きてからの数歩が特にツラい...そのようなお悩みをお持ちではありませんか?
その痛みの原因は、足底腱膜炎(そくていけんまくえん)かもしれません。
足底腱膜炎は、ランナーや立ち仕事の方などに多くみられる症状です。一時的によくなっても繰り返すことが多く、ひどくなればまともに歩くことさえできない場合もあります。
足底には、かかとの骨から足の指の付け根にかけて、強靱な繊維状の組織である腱が膜のように広がっています。これが足底腱膜です。
足底腱膜は足底の土踏まず(縦アーチ)を保持して、歩行やランニングによる衝撃を吸収する役割があります。さらに、その吸収した力を蹴り出しのエネルギーとして有効活用する「巻き上げ(ウインドラス)機構」にも関与しています。
そのため足底腱膜の働きが悪くなると、足底が地面に着地するときの衝撃吸収や蹴り出す力のバランスが崩れて、痛みを発症します。
足底腱膜炎になりやすい人の特徴は?
上記で記したと通り、足底腱膜炎になりやすい人はランナーや長時間の立ち仕事などにより足底腱膜への過度な負担がかかっている人に多いですが、それ以外にも足底腱膜炎を発症するケースも多々あります。
数多くの足底腱膜炎患者さまを診てきて分かっていたことは、発症するほとんどの方が足部の歪みにより足底への負荷が増大しているということです。
50代女性 足底腱膜炎の症例
歩行時に足の裏が痛くなりはじめてだんだんと痛い時間が増加。
朝、起床してからの数歩が激痛で足を地面に付きたくないほどの症状のため整形外科を受診。
レントゲン画像上異常なし。
病院でリハビリを受けるも改善がみられず当院を受診。
足部評価をしたところ、踵の骨が内側に倒れ込みすぎるオーバープロネーション(踵骨過回内)により内側アーチ(土踏まず)がほぼ消失。
これにより足底部に痛みを誘発していると判断いたしました。